| 明治の曲がり角に反応 石川啄木 短歌『九月の夜の不平』 |
| 大逆事件の鋭利な弁護 平出修『逆徒』 |
| 大逆事件と向き合う 森鴎外 短編『沈黙の塔』 |
| 明治の新しい女を造型 森田草平『煤煙』 |
| 自然を介した人間成長 長塚節『土』 |
| 「愛のかたち」の末路 有島武郎『或る女』 |
| 新しい男女観の実践 武者小路実篤『世間知らず』 |
| 「国家犯罪」にあえぐ群像 田中伸尚『大逆事件』 |
| 時代思想への希求 有島武郎 評論『宣言一つ』 |
| 人間の尊厳への矜持 金子文子 獄中手記『何が私をこうさせたか』 |
| 過酷労働に一抹の希望 小林多喜二『蟹工船』 |
| 「冬の時代」抵抗の流儀 黒岩比佐子『パンとペン』 |
| 貫く人権への執着 山代巴『囚われの女たち』 |
| 反戦の若者に光 猪野睦『埋もれてきた群像』 |
| 軍隊で廉恥の思想を貫く 大西巨人『神聖喜劇』 |
| 「転向作家」の実像を発掘 大家眞悟『里村欣三の旗』 |
| ゆるがない言動 井伏鱒二『徴用中のこと』 |
| 戦争体験の冷めた情念 大岡昇平『レイテ戦記』 |
| 「戦場俳句」の半世紀の軌跡 鈴木六林男『鈴木六林男全句集』 |
| 文学を覆う時代の力 井上光晴『ガダルカナル戦詩集』 |
| 「戦争」に迫る新たな試み 百田尚樹『永遠の0(ゼロ)』 |
| 戦無世代による戦争小説 古処誠二『線』 |
| 特攻死の意味をみつめる 吉田満『戦艦大和の最期』 |
| 「声なき伝言」を聴くには 江成常夫 写真集『鬼哭の島』 |
| 「戦場」も時代の延長 火野葦平ら『戦争×文学』 |
| 怒りが導いた反核 峠三吉『原爆詩集』 |
| 原爆の記憶を絶やすまい 正田篠枝 原爆歌集『さんげ』 |
| 極限での人間性を凝視 井伏鱒二『黒い雨』 |
| 原爆文学に被爆2世の眼 青来有一『爆心』 |
| 執拗に訴える被爆体験 中沢啓治『はだしのゲン』 |
| 記憶の風化に抗う志 長津功三良 原爆詩集『影たちの葬列』 |
| 記憶が醸す反原爆 原爆の子 きょう竹会編『「原爆の子」その後』 |
| 核状況への多元的な視野 小田実『HIROSHIMA』 |
| 堅持した市民的良識 大佛次郎『敗戦日記』 |
| ひたすらなる生き方 中野鈴子 詩集『花もわたしを知らない』 |
| 戦後思想をどう持続したか 大江健三郎『飼育』 |
| 政治の季節の青春像 柴田翔『されどわれらが日々――』 |
| 「わが解体」へとすすむ思想 高橋和巳『悲の器』 |
| 行動的知識人を追求 真継伸彦『光る聲』 |
| 「平和」への静かな戦い 小田実『終らない旅』 |
| 戦場をどう受け止めるか 辻井喬『終わりからの旅』 |
| 試される生活者の目線 井上ひさし『夢の痂』など3部作 |
| 南洋に果てた少女の煉獄 プラムディヤ・アナンタ・トゥール『日本軍に棄てられた少女たち』 |
| 植民地下の抒情を質す 金時鐘『再訳 朝鮮詩集』 |
| 「国民詩人」の気高さの根 宋友恵『尹東柱評伝』 |
| 韓国・済州島4・3事件後の生き方 金石範『地底の太陽』 |
| もう一つの敗戦体験 金時鐘 詩集『失くした季節』 |
| 気概ある詩の落とし穴 高村光太郎 詩集 『典型』 |
| 兵隊作家の戦後とは 火野葦平『革命前後』 |
| 天皇制と向き合う 城山三郎『大義の末』 |
| 「戦後」を持続させる精神 目取真俊『水滴』 |
| 「戦場」が蓄積した島 大城立裕『普天間よ』 |
| 人間神の「時代精神」に抗う 大江健三郎『水死』 |
| 「戦争の記憶」の真摯な追求 井上俊夫 詩集『八十六歳の戦争論』 |
| 天皇の戦争責任は明かされたか 赤坂真理『東京プリズン』 |
| 抵抗を支える誇り プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地』 |
| 民族運動のよりどころ プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地』4部作 |
| 従順につけいる圧政 オム・ソンバット『地獄の一三六六日』 |
| 山の民の誇りを明示 トパス・タナピマ『最後の猟人』 |
| 夢つなぐ森のある暮らし アジジ・ハジ・アブドゥラー『山の麓の老人』 |
| 椰子労働「解放」の途上で マァゥン・マァゥン・ピュー『初夏 霞立つ頃』 |
| 「西洋」とイスラム精神の葛藤 オルハン・パムク『雪』 |
| 体験作家による貴重な証言 玄基榮『地上に匙ひとつ』 |
| 行動とともにある詩 高銀『高銀詩選集』 |
| 「世界市民」への視野を拓く 黄晳暎『パリデギ』 |
| 家族の絆とは何か 申京淑『母をお願い』 |
| 不正に立ち向かう力 孔枝泳『トガニ』 |
| 言論監視下での体制批判 莫言『豊乳肥臀』 |
| 厄災に託した寓意 閻連科『丁庄の夢』 |
| 土俗の闇に戦慄する心 柳田国男『遠野物語』 |
| アイヌへの清冽な挽歌 鶴田知也『コシャマイン記』 |
| 琉球文化の底流を探る 池上永一『黙示録』 |
| 「人間の尊厳」への渇仰 西光万吉起草「水平社宣言」 |
| 栗須七郎への追慕 鄭承博『水平の人』 |
| 「人間平等」を掲げた底力 住井すゑ『橋のない川』 |
| 「解放」への情熱の転身 朝治武『差別と反逆―平野小剣の生涯』 |
| 差別とたたかう原点は 土方鐵『地下茎』 |
| 「路地」に何を発見するのか 中上健次『枯木灘』 |
| 「屠畜場」への偏見に挑む 佐川光晴『牛を屠る』 |
| 「在日」との溝を凝視 藤代泉『ボーダー&レス』 |
| 部落から何を学ぶか 野間宏『青年の環』 |
| 「震災後」を生きるとは 木辺弘児『無明銀河』 |
| 業苦の果てに「聖」を見る 石牟礼道子『苦海浄土』 |
| 震災に対峙するためには 辺見庸 詩集『眼の海』 |
| 震災を詠む短詩形の意地 歌集『震災三十一文字』 |
| 震災の絶望と希望 重松清『希望の地図』 |
| 被災地を生き延びるメルヘン 池澤夏樹『双頭の船』 |
| 新手法による真実の解放 ハッピー『福島第一原発収束作業日記』 |
| 魔女裁判への危険を解明 鎌田慧『橋の上の「殺意」』 |
| 「悪」なるものへの復讐 吉田修一『悪人』 |
| 地方に「生きる意味」とは 佐藤泰志『海炭市叙景』 |
| 異世界はどうなるか 村上春樹『1Q84』 |
| 「死」を解き明かせるか 平野啓一郎『空白を満たしなさい』 |
| 言葉による尊厳を明かす 岩城けい『さようなら、オレンジ』 |
| 仮想空間での人間造形 眉村卓『司政官』 |
| 地球が主役の時代に 小松左京『日本沈没』 |
| 試される戦争への想像力 三崎亜記『となり町戦争』 |
| 「限定戦争」は可能なのか 有川浩『図書館戦争』シリーズ |
| 流れる「時間」を慈しむ力 柴崎友香『わたしがいなかった街で』 |
| 核のない地球は幻か 原民喜「心願の国」 |
| 『破戒』をめぐって…… ルポ 『破戒』のふるさとを歩く 文学史に見る『破戒』 |